為替マーケットでは、最低2万円以上の証拠金があれば1万ドルのポジションを保有することができます。
外貨預金の場合、米ドルを1万ドル買いたい場合には、為替レートが120円だとすると、120万円のお金が必要となります。しかし、外国為替証拠金取引では、取引金額の一部を取引証拠金として預ければ、全額を用意しなくても取引が行えます。
例えば、証拠金として10万円を預けて1万ドル(約120万円相当)の取引を行った場合、10万円で120万円相当の売買を行っているわけですので、投下資金(10万円)の12倍の取引ということになります。このような投下資金に対する取引額の比率を「レバレッジ」と呼びます。
同じ1万ドル(=120万円)の取引を5万円の証拠金で行えば、レバレッジは120万÷5万=24倍ということになります。為替マーケットでは、必要証拠金額の範囲であればレバレッジは自由に設定して頂けます。
※レバレッジとは「てこ」のことであり、小さな力で大きな効果を得ることを表しています。
| 外貨預金 | 外国為替証拠金取引(為替マーケット) | |
| 必要資金 | 1万ドル=120万円必要 | 1万ドル=最低2万円 |
少ない資金で大きな取引ができます。
てこが小さな力で大きな物を動かせるように、レバレッジは使い方次第で大きな武器になります。
レバレッジが大きければ大きいほど、外国為替相場が予想通り動いた場合、預けている資金に対する利益が大きくなります。もちろん逆に外国為替相場が予想の反対へと動いた場合の損失も大きくなります。
為替レートが10円円安になりますと、外貨預金で1万ドルを買った場合には10万円の利益です。外貨預金では1万ドル=120万円の資金が必要ですので、120万円に対して10万円の利益です。
為替マーケットでお取引を行った場合には、生じる利益は外貨預金と同じですが、1万ドルの取引を行うのに必要な資金は最低2万円ですので、最低2万円に対して10万円の利益ということになり、預けた資金に対する利益率は外貨預金よりも大きくなります。
但しレバレッジを大きくしすぎると、相場が予想と反対に動いた際の損失も大きくなりますので注意が必要です。
1万ドル買いポジションを建てた場合の預け入れ証拠金と損益の関係
| 1円上昇 | 1円下落 | 2円上昇 | 2円下落 | |
| 2万円 | 1万円利益 | 1万円損失 | 2万円利益 | 2万円損失 |
| 10万円 | 1万円利益 | 1万円損失 | 2万円利益 | 2万円損失 |
| 20万円 | 1万円利益 | 1万円損失 | 2万円利益 | 2万円損失 |
※上昇=円安 下落=円高
上記の表からお分かりの通り、預け入れ証拠金がいくらであっても発生する損益は変わりません。損益は保有ポジションの大きさと為替レートの変動幅で決まります。
ただし、5万円の投資で1万円の収益が出ますと収益率は20%ですが、100万円の投資で1万円の利益の場合は収益率1%です。このように、レバレッジによって少ない金額で効率の良い取引を行うことが出来ます。

外国為替証拠金取引では、最大のレバレッジは決まっており、決められた証拠金額より少ない証拠金で取引を行うことはできません。
為替マーケットでは、1万通貨単位につき2万円の維持証拠金が必要であり、2万円を下回るとポジションが自動的にロスカット(損失の確定)されます。もっとも、多く預ける分にはいくら多く預けても大丈夫ですのでレバレッジを1倍、つまり取引額相当と同じ証拠金を預けることやそれ以上の金額を預けることもできます。


